ようやく日本公開になった「GODZILLA」を観てきました。通常字幕を前売券で料金¥1,400-です。
アメリカでの評判が良かったので期待し、驚きを体験したかったので、なるべく事前情報を見ずに。
ゴジラを映画館で見たのはこれが3回目。つい最近のリマスター版「ゴジラ」に、最初は1984年の「ゴジラ」です。封切りで見るのは30年ぶり。そんなにわかファンの感想です。
一言で感想は「ゴジラ」ではなく「GODILLA」(ゴズィーラ)でした。
それを助長するのは、ちょっと違うかなと思う、「大きい下顎と太くて短い首と小さい目の顔つき」でしょうか。やっぱり造形は大事だよね。主役だし。
それでも放射能を吐くシーンで「背びれが徐々に光ったり、大きく胸を含まらせてたり」その描写はなかなか格好良い。CGならではの演出。
破壊された痕の様子や海を泳ぐシーンなども映像は素晴らしいです。特に新しいという訳ではありませんが、それでも破壊後の俯瞰で見せる所はCGの方がリアリティがあります。
今回一番の衝撃は、復活したゴジラを倒す事が目的の話ではなく「VS対決物」だった事。タイトルが「GODZILLA」だけだったから、てっきり「復活したゴジラをどうやって倒すか? 」と思っていた。それが、いままでのゴジラシリースの流れで「VS対決物」とは驚き!! 。
冒頭に「水爆実験はゴジラを倒すためだった。」というとんでもない内容に変更されて。これも「おぉぉ」と驚き。なんだその展開と期待が上がりましたが、その割には話の展開に大きく活かされていなくアレという感じ。
それに「VS物」の対決の展開にちょっとガッカリかな。次作なら良いけどね。タイトルが「GOZILLA」だけなんだから。それなら「ゴジラ対ムートー」にして。それでもギャレス監督が考えた「ゴズィーラ」は凄いだろ。というのが伝わってきたのが、なんだか悔しい。
そのなかで「パシフィック・リム」などで、近年見られる「中華人民共和国」受けを狙ったシーンが無かったのが良かった。売り上げを考えればこそ、無理に受けを狙うシーンを入れるのに、逆にこれはゴジラシリーズで見た事があるようなと思える場面があり。ゴジラ好き向けに徹している。
そして原爆、原発など日本で起こった事故をもっとキツく取り上げても良かったと思う。
だが本当は「原爆、原発、地震、災害を経験した日本が作るべき」という思いも。
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